2021年4月の記事一覧

今年度の重点努力目標 決定

学校教育基本方針 「輝く瞳の君であれ」 ~ 一人一人の自己実現を目指して ~

 校訓          自主・自律・健康

 重点努力目標   変革と挑戦(Change & Challenge

 今年度の重点努力目標を本校教職員で考えた結果、「変革と挑戦 Change & Challenge」に決定しました。

学校現場では、入試制度改革、新学習指導要領の実施、一人一台端末の導入と活用、アクティブ・ラーニング、

働き方改革等、まさに変革(Change)の時を迎えています。創立123年目を迎える本校においても、「不易と

流行」の言葉通り、これまでの成功体験を踏襲するだけでは成長が見込めません。さらに、新型コロナウイル

ス感染症の影響を受けて、これまでの学校における教育活動が大きく見直しを迫られています。たとえコロナ

が収束しても、コロナ前への回帰を目指すのではなく、変革への追い風ととらえて、失敗を恐れず果敢に挑戦

(Challenge)していきたいと考えます。

そのための道標として、

① 夢に向かって、様々なハードルを乗り越え前進する 「信念(Conviction)

② 物事の優先順位を意識して、時間を大切にしていく 集中(Concentration)

③ すぐに結果が出なくても粘り強く努力を積み重ねる 「継続(Continuation)

④ 他者と協力し合い支え合い、互いの良さを引き出す 「協調(Cooperation)

⑤ 今までの成果にとらわれず、新たな価値観を作り出す「創造(Creation)

5つのC(信念・集中・継続・協調・創造)を掲げ、生徒・教職員が一丸となって取り組んでまいります。

 

令和3年度入学式 校長式辞

 自然の息吹、生命の躍動が感じられる今日のよき日に、ご来賓の皆様並びに、新入生の保護者の皆様のご臨席を賜り、令和三年度

愛媛県立宇和島南中等教育学校の入学式を挙行できますことは、本校にとりまして、この上ない喜びであり、教職員一同、心から感

謝申し上げます。ただ今、本校への入学を許可した122名の新入生のみなさん、入学おめでとう。在校生並びに教職員一同、皆さ

んの入学を心から歓迎いたします。本校は、創立123年目を迎える県内でも屈指の伝統校で、3万人を超える卒業生が、様々な分

野で活躍しておられます。皆さんは今日、学校生活の第一歩を踏み出しました。本校に入学できたことを誇りに思うとともに、今日

まで温かく見守り、育ててくださったご家族や先生方、その他、多くの方々への「感謝の気持ち」を忘れないでください。

 急速なグローバル化、高度情報化、さらに、新型コロナの流行で、先行き不透明な状況ではありますが、感性を働かせ、新しい価

値観を生み出し、次代を担っていくのは皆さん一人一人です。そのために、いろいろなことに積極的に挑戦し、本校での6年間を充

実させてください。本校での学校生活のスタートにあたり、二つのことをお願いしたいと思います。

 まず一つ目は、「出会いを大切にする」ということです。私は、出会いは奇跡的なものであり、すべて意味があると思います。今

日皆さんは、縁あって、新しい友人との出会いがありました。この貴重な出会いを大切にし、お互いを思いやり、助け合いながら、

友情を育み、切磋琢磨できる素晴らしい関係を築いてください。人にはそれぞれ違いがあります。生育環境が違うし、考え方や行動

様式に違いがあるのは当たり前のことで、その人にとっての個性であり価値観です。人との違いに共感できない場合は違和感となり、

やがて嫌悪感を抱いてしまったりするのではないでしょうか。皆さん一人一人がかけがえのない大切な存在であるのと同様に、その

人も大切な存在なのです。新しい価値観との出会いがこれまでの古い自分から新しい自分に成長するチャンスにつながります。ただ

このチャンスは、アンテナを張って受け止める用意をしておかないと、気が付かずに通り過ぎてしまうものです。「一期一会」の言

葉のように、その時々を大切にして、自分の成長につなげるとともに、皆さん自身が誰かにとって、かけがえのない人になってくれ

ることを期待します。 

 次に2点目は、「夢をもって、あきらめずに挑戦する」ということです。皆さんは、夢を持っていますか。この宇和島南への入学

が最終目標ではないと思います。人間の能力は、その人に最初から備わっているものではなく、高いレベルの目標を掲げ、それに挑

戦することを通じて引き出されるものです。たとえ今は雲の上のような高い目標で、その途中に大きな壁が立ちはだかっていたとし

ても、実現に向けて一歩ずつ努力を重ねることが成長に繋がります。白血病からの完全復活を目指す競泳の池江璃花子選手が、先日

の日本選手権で見事に東京オリンピック代表を決めました。彼女は、「自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた。すごくつ

らくてしんどくても、努力は必ず報われるんだと思った。」と涙ながらにコメントしました。彼女が白血病と診断されたのは2019年

の2月。オリンピックでの金メダル候補と呼ばれた池江選手のこの報道に衝撃を受けたのは私だけではないと思います。入院は10か

月に及び、体重も15キロ以上も落ち、満足な練習はなかなかできなかったと言います。このような状況にあっても夢をあきらめずに

頑張ることができたのは、オリンピックという大きな夢があったからだと思います。皆さんも、自分らしいすてきな夢を抱いて、そ

の実現に向かって一歩ずつ成長してほしいと思います。

  最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。これまで、愛情一杯に育んでこられたお子様

の晴れ姿をご覧になられて、喜びもひとしおのことと存じます。私たち教職員一同、愛情を持って全力でお子様の成長に取り組んで

参る所存でございます。ここに改めて、本校の教育活動に対するご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げまして、

式辞といたします。

                         令和3年4月9日 愛媛県立宇和島南中等教育学校長 中岡 生文

令和3年度1学期始業式 校長式辞

令和3年度1学期始業式 校長式辞    令和3年4月8日(木)

 

 例年よりも早い3月12日に宇和島地区では開花宣言が出されましたが、校庭の吹く風に温かな春の気配が感じられる季節となりました。

いよいよ、令和3年度のスタートです。今日から、新学年となり、明日には、新入生を迎えることになります。皆さんの表情を見ることが

できないのが少し残念ですが、恐らく、少しの緊張感とやる気に満ちあふれた表情をしていることと思います。年度初めは、皆さんだけで

なく我々教職員もワクワクするような期待感が高まっています。年度初めということもあり、2点話をします。

 まず1つめは、「高めの目標を掲げ、努力する」です。勉強でも部活動でも、「自分はこんなもんだ」と勝手に納得して、可能性に蓋を

している人はいませんか。人間の能力は、その人に最初から備わっているものではなく、高いレベルの目標に挑戦することを通じて引き出

されるものです。たとえ今は雲の上のような目標であっても、実現に向けて一歩ずつ努力を重ねることが成長に繋がります。私の好きな言

葉、アメリカの哲学者 ウィリアム・ジェームズの言葉を紹介します。

心が変われば、行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

まずは、高めの目標を掲げ、自分の時間の使い方の見直しから始めてください。努力しても、すぐに結果が出なかったり、失敗することも

あるかもしれません。成果が形として見えてくるのにはある程度の時間がかかるものです。また、失敗や挫折は挑戦しているからこそ味わ

うもので、それらは次に生かすことができれば、成功に向けての貴重な経験となります。「高めの目標は、やる気の原動力。」今日の始業

式をきっかけにして、勇気を持って最初の一歩を踏み出し、粘り強く努力を重ねて欲しいと思います。

 2つめは、「人間性を高める」です。人間はとかく自分が大事、自分が最優先になってしまい、知らず知らずに他人を傷つけたり、わが

ままになったりしてしまいます。一般に「日常の五心」と言われる五つの心、それは、「はい」という素直な心,「すみません」という反

省の心,「私がします」という奉仕の心,「おかげさま」という謙虚な心,「ありがとう」という感謝の心、この五つを大切にしてくださ

い。今、新型コロナの影響を受けて、家族の悩みや不安・ストレスを抱いている人もいると思います。また、感染防止のために、皆さんマ

スクを着用していますね。そのため、相手の表情が読みにくくなっています。適切なソーシャルディスタンスを保ちながらも、心は密にし

て相手の気持ちに寄り添い、支え合うことのできる関係でいたいものです。皆さんは、“シトラスリボンプロジェクト”って知っていますか。

コロナ禍で生まれた差別や偏見に対して、医療従事者を始めとするエッセンシャルワーカーへの感謝の気持ちを伝え、家庭、学校、地域の

みんなが愛顔(えがお)で「ただいま」「おかえり」と言いあえる人の輪づくりを広げている運動です。これは愛媛県から始まって、国内

に広がりを見せている素敵な運動です。コロナが心配される今だからこそ、人の痛みがわかるような自らの人間性を高めて欲しいと思いま

す。今日8日から、愛媛県内全域が、最大警戒レベルである「感染対策期」へ移行することになりました。生徒の皆さんには、特に次の2

点をお願いします。

1点目、校内外を問わず、感染リスクの高い行動を絶対にとらないこと。

2点目、久しぶりの友人に出会うこともあり高揚感もあると思いますが、少なくとも、本日から2週間は絶対に、放課後等に、友人と連れ

立って、密になる場所へ行くことなどないようにすること。

 まだまだコロナ対応が必要で、皆さんにも正しい知識と意識、そして行動につなげてもらわなければいけません。必要以上に恐れること

はありませんが、「自分には関係ない」とか、「自分は大丈夫」などの安易な発想での軽率な行動は厳に慎んでください。今は、大変な時

期ですが、大変は「大きく変わる」と漢字で書きます。「災い転じて福となす」の言葉のように、これを飛躍のチャンスと捉えて、充実し

た毎日を過ごしていきましょう。皆さん一人一人の持つ、無限の可能性に大いに期待し、第1学期の式辞といたします。

赴任あいさつ  宇和島南中等教育学校長 中岡 生文

 この度の人事異動により赴任してまいりました校長の中岡生文です。
 どうぞよろしくお願いいたします。平成26年から3年間教頭として本校に勤務しましたが、輝く瞳の生徒であふれる本校に二度目の勤務をすることになり、期待と責任の重さを実感しています。

 本校は、今年で創立123年目を迎える南予地域屈指の伝統校です。「自主・自律・健康」を校訓に掲げ、1・2年を「基礎・基本」、3・4年を「充実・交流」、5・6年を「発展・伸長」とステージに分けて、6年間を見通した学習や部活動、盛大な学校行事、異学年交流などを特色としています。

 

 平成27年に、文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)事業の指定を受け、「宇和島のうみ・やまから世界を考える」をテーマに、グローバル時代に対応する持続可能な地域社会を支える人材育成の研究に努めてきました。昨年度から継続事業として、宇和島南グローカルイノベーション(UGI)事業を立ち上げ、海外校との交流等を通じてグローバルな視点を育成するとともに、講演会やフィールドワークなどを実施して、地元が誇る柑橘業や水産業について学び、将来地元の発展・活性化に貢献できる人材の育成を目指しています。

 本校は、現在1学年4学級、140人定員の編成ですが、一人一人を大切にきめ細かいサポートを実施しています。豊かな自然に囲まれた環境の中で、無限の可能性を有する生徒と教職員が毎日の生活を通じて、互いに成長しています。保護者の皆様の期待に応え、地域から愛される学校づくりを目指して邁進していく所存ですので、どうか御協力と御支援をいただけますようよろしくお願い申し上げます。

令和3年4月