お知らせ

                                               

 本校ホームページをご覧いただき感謝申し上げます。

 さて、現在中等教育学校である本校は、愛媛県県立学校振興計画のもと、令和5年度入学生を最後に募集停止となりました。
 そして、令和9年度から宇和島水産高等学校を統合し、新たな学校としてスタートします。思い起こせば、昭和24年9月の高等学校再編成に伴い、宇和島第二高等学校、鶴島高等学校及び水産高等学校を統合し、新たに宇和島南高等学校となり、普通科・水産科が設けられており、時代は巡るものだと感慨深いものがあります。
 これから、学校の変革に向け激動の時代を迎える本校ではありますが、高い志を抱いて中等教育学校である本校に入学した生徒たちを、自主・自律・健康の校訓のもと、精神を一層磨き、「自ら学び、探究する心」「責任ある選択と積極的な行動」「自他の命や体を大切にする感性」を身に付けた、時代に求められる国際感覚豊かな有為な人材に、また、思いやりにあふれた心豊かな人材に育成していこうという思いに変わりはありません。どのような状況であれ、与えられた環境の中で最善を尽くし南校の明るい未来へ繋げていくことが私たちに課せられた使命であると自覚し、本校の更なる魅力化に向けて邁進してまいります。
 どうか御理解と御協力をいただけますようお願い申し上げます。

                                                    令和5年4月 校長 中村 惣一

 

校長室より

再会は奇跡それとも運命?(開校記念講演会)

2023年7月12日 15時22分

 7月10日に開校記念講演会を開催し、講師として本校3期生の山本洸大さんを同窓会主催でお招きしました。
 講演の中で印象に残っていることは、「若者の特権は『時間』と『失敗権』を持っていることだ。今は失敗を恐れずさまざまなことに挑戦し、経験値を上げることに成長がある。」と語っていただいたことです。最後は、「未来を切り拓くのは我々で、可能性は自らの手にあるのだ。これから先、数多くの困難が待ち受けているが、『できっこないをやらなくちゃ』」と締めくくられました。とりわけ、これから本格的な受験生としての夏を迎える6年生には心に響くものがあったことと思います。

 生徒の皆さん、これからの人生、山あり谷ありだと思いますが、挑戦する姿勢を大切に、失敗したとしてもそれを糧に自身を磨き、大きく成長ましょう。
 ところで、講演会の中で山本洸大さんが語っておられたように、洸大さんは本校の岡颯天先生とは同級生です。良きライバルとして切磋琢磨し、強力なリーダーシップを二人ともが発揮することで、本校をけん引してくれていました。実は当時の二人の担任は私で、その二人の活躍の様子は誰よりも知っています。本校でこのタイミングで3人が出会うことは奇跡に近いことですが、これも運命だったのでしょうと、講演後に3人で話しました。