着任及び新年度の御挨拶
桜の花が美しく咲く4月1日、校長として着任しました、矢野重禎(やの しげよし)と申します。
私は、平成20年度と21年度の2年間本校で勤務し、2期生を5年・6年と持ち上がりで担任することができました。2期生の卒業と同時に、わずか2年で転勤することになってしまいましたが、皆が男女の別なく仲良く会話し、互いに思いやりを持って安心して学校生活を送っている、そしてどこか子供らしさが残った南中生と過ごした毎日は、私にとっても充実した楽しい日々でした。今、16年ぶりに勤務する本校で、南中生の良き伝統を継承したすばらしい生徒の皆さんや、教育に情熱を注いでおられる教職員の方々とともに、学校生活を送ることができるという期待にあふれています。(4月8日の新任式には、16年前の卒業式で2期生からもらったネクタイを着て臨みました。)
さて、伝統ある本校を卒業された同窓生は現在約34,000名、県内はもとより全国各地、様々な分野で活躍しておられます。このことは、本校生徒にとって、「誇り」であり「励み」となっていることでしょう。しかしながら、現在中等教育学校である本校は、少子化が加速する時代の流れの中で策定された愛媛県県立学校振興計画のもと、令和5年度入学生を最後に募集停止となりました。そして令和9年度からは、宇和島水産高等学校と統合し、新たな学校としてスタートします。思い起こせば、昭和24年9月の高等学校再編成に伴い、宇和島第二高等学校、鶴島高等学校及び水産高等学校を統合し新たに設立された宇和島南高等学校には、普通科・水産科が設けられておりました。時代は巡るものだと感慨深いものがあります。
これから、学校の変革に向け激動の時代を迎える本校ではありますが、高い志を抱いて中等教育学校である本校に入学した生徒たちを、自主・自律・健康の校訓のもと、精神を一層磨き、「自ら学び、探究する心」「責任ある選択と積極的な行動」「自他の命や体を大切にする感性」を身に付けた、時代に求められる国際感覚豊かな有為な人材に、また、思いやりにあふれた心豊かな人材に育成していこうという思いに変わりはありません。どのような状況にあっても、諸先輩方が築かれました輝かしい歴史と伝統を継承し、南校の明るい未来へ繋げていくことが私たちに課せられた使命であると自覚し、本校の更なる魅力化に向けて邁進してまいります。
どうか御協力と御支援をいただけますようお願い申し上げます。