無題

 

2学期終業式が行われました

2024年12月20日 10時20分
全校生徒

12月20日(金)2学期終業式が行われました。

はじめに、各分野で活躍した生徒達への表彰伝達式、その後終業式が行われました。

来週からは冬季セミナーが始まります。体調管理に気をつけて、有意義な時間を過ごしてください。

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1学期終業式

2024年7月22日 09時23分
校長室より

 梅雨も明け、本格的な夏となりました。生徒の皆さんにとっては、セミナー、部活動、受験勉強など、決して長い夏休みとはなりませんが、計画的に過ごしましょう。この夏、与えられた環境の中で皆さんが最善を尽くし、宇南中等を盛り上げ、本校が世界で一番熱い学校となるように頑張りましょう。以下は、終業式でお話させていただいたことになります。

 第1学期終業式 式辞 

 皆さん、おはようございます。皆さんにとって、この1学期が充実したものとなり、何かしら成長した証を見出すことができたでしょうか。また、そのことを客観的に評価することができるでしょうか。これまで、自己成長ノートを作成し、自身の成長の証を客観的に評価しましょうと話してきましたが、本日のような節目には、そのことを実現してくれるとうれしく思います。

 ところで、皆さんはこの夏季休業をどのように過ごすか考えていますか。時間の使い方次第で、これから先の人生が大きく変わることがありますので、しっかりと計画的に過ごしてください。

 6年生の皆さんは、進路実現に向けて本格的な準備を進めていく大事な時期です。自分の将来を見据え、オープンキャンパス等を活用するなど、進路希望先に関する情報収集に積極的に努めてください。「夏を制する者が受験を制する」といわれるように、この夏はストイックに受験勉強と向き合ってください。2年生から5年生の皆さんは、生活習慣を崩すことなく、バランスの良い規則正しい生活を送ってください。勉強する時間はきちんと確保した上で、部活動や趣味の時間を確保し、1日1日を充実させましょう。日頃から、時間を大切にし、時間管理のできる人は、より良い人生を歩むことができます。やるべきことを明確にし、自己の目標に向かって有意義な時間を過ごしてください。

 話は変わりますが、皆さんも御承知のとおり、7月3日に新紙幣が発行されました。新紙幣の千円札は、ペスト菌を発見するなど医療の発展に貢献した北里柴三郎さん。五千円札は津田塾大学を創立、日本の女子教育の先駆者として知られる津田梅子さん。そして一万円札は、日本最初の銀行を作るなど、近代日本経済の父と言われる渋沢栄一さんに変わりました。

 本日は、その中の津田梅子さんについて、皆さんに紹介したいと思います。女性の高等教育を目指す私塾「女子英学塾」として、1900年に創設された津田塾大学の創立者である津田梅子さんは、女性の地位向上こそ日本の発展につながると信じて、「男性と協同して対等に力を発揮できる女性の育成」を目指し、女性の高等教育に生涯を捧げました。

 1871年(明治4年)12月、日本最初の女子留学生5人を含む岩倉具視使節団が、欧米視察のため横浜港を出港しました。その一行の中の最年少であったのが6歳の津田梅子さんです。梅子さんは、ワシントン近郊のジョージタウンに住むランマン夫妻のもとで現地の初等・中等教育を受け、アメリカの生活文化を吸収して成長しました。そして11年後の1882年(明治15年)11月、帰国の途につきます。

 帰国後、梅子さんは日本女性の置かれていた状況に驚き、その地位を高めなければという思いを募らせ、国費留学生として自分が得たものを日本女性と分かち合いたいと考えていましたが、機会はなかなか巡ってはきませんでした。しかし、やがて日本で最初の首相となる伊藤博文(ひろぶみ)氏の勧めで華族女学校の教授をするかたわら、自分自身の学校をつくる夢を持ち続け、ついに再度アメリカへ留学することを決意します。ブリンマー大学で質の高い少人数教育を受けた経験が、その後の梅子さんの教育観へとつながってゆきます。また、在学中から、自分のあとに続く日本女性のための奨学金制度を設立しました。帰国後は再び華族女学校などで教鞭をとるかたわら、デンバーで開催された万国婦人クラブ連合大会に日本代表として出席、ヘレン・ケラー訪問、ナイチンゲールとの会見など、多方面から多くの刺激を受けて、日本女性のための高等教育に力を尽くす決意を固めます。そして、1900年(明治33年)、梅子さんはついに私立女子高等教育における先駆的機関の一つである「女子英学塾」を創設しました。

 梅子さんは開校式で次のように語りました。真の教育には、教師の熱意、学生の研究心が大切であること、また、学生の個性に応じた指導のためには少人数教育が望ましいこと、更に人間として女性としてオールラウンドでなければならないこと。この言葉は津田塾の教育精神として受け継がれ、梅子さんが蒔いた小さな種は大きな花を咲かせました。津田梅子さんは、「英語をとおして世界に目を向けられる人間を育てる」との理想を掲げると同時に、「英語の技術修得のみに熱中せず、視野の広い女性であれ」とも学生を励ましました。今もなお、豊かな教養と高い専門性を備えることは、津田塾の伝統となっています。今話したことは、津田塾大学のホームページに紹介されていたものです。 

 私は皆さんに、一歩を踏み出す勇気を持ち、何事にも積極的に挑戦してほしいと思っていますが、津田梅子さんの話が、そのことへの参考になれば幸いです。これからも失敗を恐れずさまざまなことに挑戦してください。なお、図書館通信「みなみ」にも掲載されていましたが、新紙幣の図柄となった3人に関する本が本校図書館中央に並べられていますので、ぜひ読んでみてください。

 最後に、皆さん一人一人が、この夏季休業中を有意義に過ごし、心身ともに成長し、2学期始業式では、全員が愛顔輝く元気な姿を見せてくれることを願って、1学期終業式の式辞とします。

【引用】津田塾大学ホームページ 津田塾の歴史|津田塾大学 (tsuda.ac.jp)

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