2学期終業式
2025年12月19日 12時29分
校長室より
早いもので、令和7年も残り10日余りとなりました。本日の式辞はあるドラマの話をしました。そのドラマは、昭和らしい人間の考え方が伝わってくるもので、共感できる部分が多くありました。令和から見た「昭和の考え方」の二面性について、生成AIで調べてみました。
1 人間関係
【ポジティブな面】濃いつながり、お節介、団結力 【ネガティブな面】同調圧力、プライバシーの欠如
2 働き方
【ポジティブな面】頑張れば給料が上がる希望 【ネガティブな面】過労死、ハラスメントの蔓延
3 社会
【ポジティブな面】明日への強い活力 【ネガティブな面】多様性の欠如、固定観念の強さ
一長一短が分かりやすい結果となりました。「不易流行」の言葉の通り、変えなければならない部分と変えてはならない部分を、令和の時代に合わせて、それぞれがそれそれの立場で考え自己変革しなければならないと感じました。
保護者の皆様には、日ごろから学校の教育活動に御理解、御協力をいただき感謝しております。おかげで今年も乗り切れました。今後も、学校の様子は、ホームページ、インスタグラムで、情報が新鮮なうち配信してまいりますので、楽しみにしておいてください。引き続きどうかよろしくお願いいたします。以下、本日話した内容です。
【2学期終業式式辞】
皆さん、おはようございます。
この2学期も、予定していた全ての行事を無事に終え、本日こうして終業式を迎えられることを心からうれしく思います。
この学期は、体育祭などの大きな行事、各種大会、国内外フィールドワークをはじめとする探究活動などを通じて、皆さんが互いの個性を認め合い、協力し合う姿を数多く見ることができました。皆さんのたゆまぬ努力と成長に、改めて心から拍手を送ります。
さて、終業式にあたり、皆さんに考えてほしいことがあります。それは、「自分は何者か」「自分の限界はどこにあるのか」という問いです。
2学期中に話題となったドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は、この問いを深く投げかけてくれました。血統という宿命を背負った競走馬たちが、調教師や騎手、馬主の情熱と絆によって奇跡を起こしていく物語です。このドラマは、生まれ持った才能や過去の結果だけが全てではないという大切なメッセージを伝えています。自分の内側にある「情熱」と、周囲との「絆」という目に見えない力こそが、限界を押し広げ、奇跡を生み出す原動力になるのです。
受験を控える6年生にとって、冬休みは「最後の追い込み」という重圧を感じる時期かもしれません。模試や過去問で悔しい思いをしたことがあるかもしれません。しかし、その悔しさこそが、皆さんの「心」を紡ぎ、合格へ向かう「絆」を強める貴重な経験です。年末年始も、家族や先生方、仲間との絆を忘れず、粘り強く努力を積み重ねてください。受験の第4コーナーに差し掛かった皆さんが、最後の力を振り絞り、合格を勝ち取ることを信じています。
3年生から5年生の皆さんも、この冬休みは自分自身と深く向き合うチャンスです。うまくいかないことがあっても構いません。大切なのは、失敗を恐れず挑戦し、そこから立ち上がる勇気です。2学期の終わりに課題や反省点が残っていても、それは次の学期、そして来年度へと続く成長の糧になります。
冬休みは、「絆の力」と「勇気」を養う大切な時間です。家族や友人、先生方、支えてくれた全ての人に感謝の気持ちを伝えましょう。この「絆の再確認」が、次の学期への最大のエネルギーになります。課題や苦手なことにも腰を据えて取り組み、「うまくやれなくてもいい」という気持ちで、少しずつ前に進んでください。
新年を迎えれば、皆さんは新しい目標に向かって進みます。3学期をどんな気持ちで迎えたいか、何に挑戦したいか、具体的な計画を立て、自分自身の熱意という名の「ファンファーレ」を心に響かせてください。変化を恐れず、失敗を恐れず、自分の可能性を信じてください。皆さんの心に、力強い「ファンファーレ」が鳴り響くような、実りある冬休みになることを心から願っています。
最後に、皆さんが心休まる年末年始を過ごし、心身ともにリフレッシュして、1月8日の始業式には元気な笑顔で登校してくれることを楽しみにしています。そして、その時には、新年の抱負や本校の明るい未来について語り合いましょう。
以上、2学期終業式の式辞とします。それでは、良いお年を。
【生成AIで作成したイラストを用いています。】

