お知らせ

                                               

 本校ホームページをご覧いただき感謝申し上げます。

 さて、現在中等教育学校である本校は、愛媛県県立学校振興計画のもと、令和5年度入学生を最後に募集停止となりました。
 そして、令和9年度から宇和島水産高等学校と統合され、新たな学校としてスタートします。思い起こせば、昭和24年9月の高等学校再編成に伴い、宇和島第二高等学校、鶴島高等学校及び水産高等学校を統合し、新たに宇和島南高等学校となり、普通科・水産科が設けられており、時代は巡るものだと感慨深いものがあります。
 これから、学校の変革に向け激動の時代を迎える本校ではありますが、高い志を抱いて中等教育学校である本校に入学した生徒たちを、自主・自律・健康の校訓のもと、精神を一層磨き、「自ら学び、探究する心」「責任ある選択と積極的な行動」「自他の命や体を大切にする感性」を身に付けた、時代に求められる国際感覚豊かな有為な人材に、また、思いやりにあふれた心豊かな人材に育成していこうという思いに変わりはありません。どのような状況であれ、与えられた環境の中で最善を尽くし南校の明るい未来へ繋げていくことが私たちに課せられた使命であると自覚し、本校の更なる魅力化に向けて邁進してまいります。
 どうか御理解と御協力をいただけますようお願い申し上げます。

                                                    令和5年4月 校長 中村 惣一

 

校長室より

進路実現に向けた意識改革

2023年5月12日 16時11分

 6年4組から、ホームルーム活動で話をしてほしいという依頼があったため、これまでの自分の体験から受験について思うことについて話をさせてもらいました。

 真剣に話を聞いてくれる生徒は、まさしく「輝く瞳の君であれ」のとおりでした。これなら、頑張れると思いましたし、担任の先生、副担任の先生の生徒の進路実現に向けた熱い思いも感じることができました。

 自分を信じ、南中を信じ、これからギアを一段上げて頑張りましょう。

 話したことを次のようなことです。

1 「成功」の反意語は「失敗」なのか

 ジャッキー・ロビンソン(黒人初のメジャーリーガー)の名言

「不可能の反対は可能ではない。挑戦だ!」

〇最初の一歩を踏み出さないこと、つまり、挑戦しないことの先に成功はあり得ない。成功の反意語は「挑戦しないこと」である。

 2 自分の強みを熟知しているか

 松下幸之助(パナソニックホールディングス創業者)の名言

「自分は自分である。何億の人間がいても自分は自分である。そこに自分の自信があり、誇りがある。」

〇現在の多様な入試、特に、総合型選抜・学校推薦型選抜入試では、自分の長所(強み)を理解し、それを表現できる力が求められる。普段か ら長所を伸ばすことを意識しよう。そうすることで、短所が見えなくなってくる。

 3 自分の目標(進路希望)を仲間に語っているか

 自分の目標を仲間にアウトプットすることで、自分自身にプレッシャーをかけよう。仲間は逆にプレシャーを緩和してくれるように励ましてくれるはず。仲間どうし意識をしながら良いライバル関係を保つことで、互いに成長できる。

 4 戦略を考えた「時間」のコントロールができているか

(1)自己管理の原点は「時間」にある。

 受験は戦略的に挑むことが大切になる。人は時間には限りがあると分かったとき、はじめて戦略的になれる。誰に対しても時間は有限である。時間さえコントロールできれば、受験は当然、大抵のことができるようになる。

(2)「時間」を上手に使うには

 勉強の効率化を図るには、勉強における優先順位をいかにうまくつけるかに全てがかかっている。ここで言う優先順位とは、「どの勉強から 先にやるか」といった単純なものではなく、「今の自分に何が必要か」を的確に見抜く力のことを言う。

 5 「チーム6年4組」「チーム南中6年生」の意識が身に付いているか

(1)受験は団体戦

 受験を乗り切ることは大変なことである。入試そのものは個人で臨むものであるが、その過程を受験として捉え、共通の目的意識を持つ仲間とともに切磋琢磨しながらチームで前進しよう。チームの力は思った以上に強力である。

「クラスの雰囲気で個人が変わる、個人のやる気がクラスを成長させる“受験は団体戦である”」

(平成22年度 6年4組(3期生)教室掲示物より)

(2)担任・副担任の先生を始め、関わりのある先生方を信じよう(心の「絆」を強化)

 先生方、特に担任の先生は6年4組全員を第一志望校に合格さるための戦略を懸命に考えている。互いに信じることで信頼関係が構築される。先生方は、最終的に進路指導を通じて生徒が「人としての在り方生き方」を身に付けてほしいと考えている。

 6 南中生であることに誇りを持とう

 心を磨き、今こそ輝こう「宇南中等PRIDE」