無題

 

おいしい給食

2024年2月1日 12時44分
前期生

生徒が給食の時間を迎える前に、校長先生と教頭先生が検食をしています!

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今日のメニューは、ごはん、鰯の生姜煮、きゅうりの酢の物、けんちん汁、節分豆です。

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おいしい給食を食べて、午後からの授業も頑張ってください!

令和6年度修了(修了式及び3学期終業式)

2025年3月19日 10時43分
校長室より

 昨日の修了式、本日の3学期終業式をもって、令和6年度の教育課程が修了しました。あっという間の1年間のように思います。振り返れば、生徒及び教職員それぞれの立場で失敗や後悔があるかもしれません。そのことは忘れないように、4月からまた、一歩踏み出す勇気を持って、何事にも挑戦しましょう。来年度は、「まずは、やってみよう」を大切にし、学校を盛り上げてまりましょう。学校の教育活動に御理解、御協力を賜りました、保護者の皆様、地域の皆様、その他大学、関係機関等の先生方には心から感謝申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。以下、修了式及び終業式で話したことを紹介いたします。

【令和6年度修了式式辞】

爽やかな風が心地よく感じられるようになり、宇和島からの桜便りもそろそろではと思っています。本日ここに、御来賓の皆様の御臨席と保護者の皆様の御列席を賜り、令和六年度愛媛県立宇和島南中等教育学校 前期課程修了式が、こうして挙行できますことは、在校生並びに教職員一同大きな喜びであります。学校を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。

ただ今、修了証書を授与いたしました130名の皆さん、前期課程修了おめでとうございます。皆さんのこれまでの努力に対し、心からの拍手を送ります。

早いもので、皆さんが期待と不安を胸に本校に入学した日から、3年の月日が流れました。入学した年度は、コロナ渦の最中であり、皆さんの学校生活は通常通りということにはなりませんでした。2年生の5月になって、ようやく従前の学校生活を取り戻し、体育祭、文化祭、修学旅行などをはじめとする学校行事や部活動を仲間と共に満喫できたことは本当に良かったと思っています。今は、楽しかったこと、辛かったこと、感動したこと、たくさんの思い出が、浮かんでくることと思います。これからも、苦楽をともにした仲間との絆は大切にしてほしいと思います。

これから皆さんはそれぞれの夢や希望を持って、後期課程又は他校への進学等をしますが、皆さんに、人としての更なる成長を期待し、二つのお願いをします。

まずは、コミュニケーションにおける聞くこと、話すことのバランスを大切にしてほしいということです。西洋のことわざに「耳は二つ、口は一つ。 神様はしゃべる倍だけ聞きなさいと、こう作りたもうたのだ」 という言葉があります。この言葉は、神様が人間に二つの耳と一つの口を与えたのは、話すことよりも聞くことを大切にするようにという教訓であると説いています。現代社会では、自己主張が重視される傾向がありますが、この言葉は、他者との良好な関係を築くためには、傾聴と謙虚さが不可欠であることに気付かせてくれます。思いやりを持って他者と接するという観点から、皆さんに理解をしてほしいことです。

次に、「すごい」「すばらしい」と感動する心を鍛えてほしいということです。

美しいと思う清らかな心、こんなこともあるのかと驚く心、すばらしいと感動する心、心の姿勢が人を豊かにすると思っています。皆さんは、先行き不透明で予測が困難な時代を生き抜いていかねばなりません。そのような中、自分としての軸をしっかりと固め、多様な価値観に触れることや多様な人々との関わりの中で、感動する心を鍛えることで、人間力を高め、夢や目標に向けた努力を継続させてください。

本校を巣立っていく皆さん。皆さんとお別れすることは、大変残念に思いますが、皆さんが新しい環境の中で最善を尽くし、充実した生活が送れることを心から願っております。どうか、本校の校訓である「自主」「自律」「健康」の精神を忘れることなく、「自ら学び、探究する心」「責任ある選択と積極的な行動」「自他の命や体を大切にする感性」を身に付けた、世の中の有為な人材となるための努力を積み重ねてください。皆さんを、在校生、教職員でこれからも応援しています。

保護者の皆様におかれましては、小学校の多くの仲間が地元の公立中学校へ進む中、一抹の不安を持って、本校に送り出したときの、あの初々しい顔が、いつの間にか逞しさと自信に溢れた顔に変わっているのを()の当たりし、感慨もひとしおのことと思います。心も身体も発育の著しい時期ということで、御苦労も多かったことと思いますが、御子息はわずか三年の間に、ここまで変わりました。後期課程、もしくは新しい環境での三年間で、更なる変貌を遂げることと思いますが、それは、大人へと成長を続けている証であり、明るい未来を象徴する変貌であると確信しています。どうかいつまでもその温かい眼差しで御子息を見守り続けてください。

終わりになりましたが、保護者の皆様方には、本校教育に対しましての、これまでの御理解と御協力に、深く感謝を申し上げます。今後とも、変わらぬ御支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

 本日、義務教育を修了した皆さんの、前途が洋々たるものであることを祈念して、式辞といたします。

【3学期終業式 式辞】

皆さん、おはようございます。

まずは、昨日3年生130名が無事、前期課程を修了したことを報告します。呼名に対する返事、毅然とした態度で式に臨む姿勢、修了生誓いの言葉、修了生による合唱など、全てが心に残るすばらしいものであり「宇南中等PRIDE」を感じとることができました。

さて、本日で、令和6年度の教育課程を終了します。今年度は、新入生を迎えることなく、1学年少ない状態でのスタートになりましたが、学校行事、部活動、ボランティア活動、国内外フィールドワークをはじめとする探究活動など、皆さんのこの1年の活動は大変すばらしいものでした。しかし、皆さん一人一人の思いはどうでしたでしょうか。「積極性が足りなかった」「もっと計画的に進めればうまくいったのに」「このようなこともやってみればよかった」などと思っている人もいるのではないでしょうか。私は、そういった思いを否定するつもりはまったくありません。むしろそのような思いを忘れることなく、次につなげてほしいと思っています。そのことを踏まえ、間もなく令和7年度を迎えるこのタイミングで、皆さんに考えてほしいことを話します。それは、「失敗を重ね、成長しよう」ということです。

皆さんもご存じの、コーンフレーク、ポテトチップス、電子レンジなどは、失敗の過程から生まれたもので、今でも世の中を豊かにしています。このように、失敗は新たな発見や発明のきっかけとなることがあります。

皆さんにお願いしたいことは、「挑戦なくして失敗なし、失敗なくして成長なし」ということを自分なりに理解し、行動してほしいことです。失敗や後悔は、経験や教養不足から起きるのかもしれません。しかし、昨年度、本校で開催された記念講演会の中で、山本 洸大 先輩も話されていましたが、「失敗は若さの特権」と思ってください。失敗のない人生は成長のない人生と考え、失敗する中で、一つ一つ学んでいってほしいと思います。

作家、俳優、講演活動家として御活躍の、中谷 彰宏 氏は、「人間は二通りしかない。それは、成功する人と失敗する人でなない。成功も失敗もする人と成功も失敗もしない人である」と言っています。私たちに行動することの大切さ、そして成長し続けることの重要性を教えてくれます。常識にとらわれることなく、一歩踏み出す勇気を持って、失敗を恐れず、挑戦することのできる人であってください。

この4月からは4学年で学校を支えていかねばなりません。一人一人の負担は大きくなりますが、皆さんが先輩から引き継いだ、良き宇和島南の伝統や底力を持ってすれば必ず乗り切ってくれるものと思っています。本校が目標に掲げている「自主自律と進取の精神」のとおり、自発的に自ら考えて行動し、困難な課題にも果敢に挑戦することができる人物とはこういうものだという姿を教職員、保護者、地域の方々に見せてください。皆さんの力で、本校がますます魅力あふれる学校になることを期待して、3学期の終業式の式辞とします。

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