お知らせ

                                               

 本校ホームページをご覧いただき感謝申し上げます。

 さて、現在中等教育学校である本校は、愛媛県県立学校振興計画のもと、令和5年度入学生を最後に募集停止となりました。
 そして、令和9年度から宇和島水産高等学校を統合し、新たな学校としてスタートします。思い起こせば、昭和24年9月の高等学校再編成に伴い、宇和島第二高等学校、鶴島高等学校及び水産高等学校を統合し、新たに宇和島南高等学校となり、普通科・水産科が設けられており、時代は巡るものだと感慨深いものがあります。
 これから、学校の変革に向け激動の時代を迎える本校ではありますが、高い志を抱いて中等教育学校である本校に入学した生徒たちを、自主・自律・健康の校訓のもと、精神を一層磨き、「自ら学び、探究する心」「責任ある選択と積極的な行動」「自他の命や体を大切にする感性」を身に付けた、時代に求められる国際感覚豊かな有為な人材に、また、思いやりにあふれた心豊かな人材に育成していこうという思いに変わりはありません。どのような状況であれ、与えられた環境の中で最善を尽くし南校の明るい未来へ繋げていくことが私たちに課せられた使命であると自覚し、本校の更なる魅力化に向けて邁進してまいります。
 どうか御理解と御協力をいただけますようお願い申し上げます。

                                                    令和5年4月 校長 中村 惣一

 

校長室より

教育実習直前オリエンテーション

2023年5月19日 11時29分

 来週から本年度の教育実習が始まります。今年度は5名の本校卒業生が実習のため母校に帰って来てくれます。本日は、教育実習直前オリエンテーションを実施し、教育実習に関する説明を行いました。
 私からは、
〇将来教師として教壇に立ちたいという強い意思を持っているか
〇教育実習生だからという甘えは許されない
〇積極的に生徒理解に努めること
〇教育への熱い思いはあるか
〇教師は授業が命
〇授業以外の場での教育
 という内容で話をしました。

 実習期間中はいろいろ悩むことにも出くわすことでしょうが、その時には本校の先生方に遠慮なく相談をしてください。自身の将来の夢のため、また、母校や後輩たちのためにも最善を尽くしていただき、充実した3週間となるように願っています。

世界の平和を願って~人権委員会活動~

2023年5月16日 12時10分

 本日から中間考査が始まりました。1年生にとっては南中での初めての考査になります。計画的に頑張りましょう。その他の学年の 生徒の皆さんも、自身の目標や進路実現に向け最善を尽くしてください。

 ところで、本日考査が終わった2・3年生の人権委員は委員会活動の一環として、中庭の花壇にヒマワリの種を植えました。ヒマワリはウクライナとロシアの国花であり、その2国、そして世界の平和を願っての活動ということで、本校らしいすばらしい活動であると思いました。夏には大きな花を咲かせることになるようで、中庭が色鮮やかになることが楽しみです。 

 さて、夏の代表するヒマワリの花言葉を調べると、「あなたを見つめる」「光輝」とありました。ヒマワリの学名・英名はともに「太陽の花」という意味を持っています。ゴッホ、ゴーギャン、モネをはじめとした多くの芸術家の絵にも描かれていることが示すように、多くの人の心を魅了してきました。今年度の本校の教育方針は「心を磨き、今こそ輝こう『宇南中等PRIDE』」としました。ヒマワリの花言葉には「光輝」とありますが、生徒の皆さんが南中生であることに誇りを持って、人を思いやる心を大切にし、何事にも積極的にチャレンジすることで、ヒマワリのように光り輝いてくれることを心から願っています。

 明日からも人権委員会の種まき活動が続きますので、テスト後のしばしの時間ですが中庭に注目しておいてください。

進路実現に向けた意識改革

2023年5月12日 16時11分

 6年4組から、ホームルーム活動で話をしてほしいという依頼があったため、これまでの自分の体験から受験について思うことについて話をさせてもらいました。

 真剣に話を聞いてくれる生徒は、まさしく「輝く瞳の君であれ」のとおりでした。これなら、頑張れると思いましたし、担任の先生、副担任の先生の生徒の進路実現に向けた熱い思いも感じることができました。

 自分を信じ、南中を信じ、これからギアを一段上げて頑張りましょう。

 話したことを次のようなことです。

1 「成功」の反意語は「失敗」なのか

 ジャッキー・ロビンソン(黒人初のメジャーリーガー)の名言

「不可能の反対は可能ではない。挑戦だ!」

〇最初の一歩を踏み出さないこと、つまり、挑戦しないことの先に成功はあり得ない。成功の反意語は「挑戦しないこと」である。

 2 自分の強みを熟知しているか

 松下幸之助(パナソニックホールディングス創業者)の名言

「自分は自分である。何億の人間がいても自分は自分である。そこに自分の自信があり、誇りがある。」

〇現在の多様な入試、特に、総合型選抜・学校推薦型選抜入試では、自分の長所(強み)を理解し、それを表現できる力が求められる。普段か ら長所を伸ばすことを意識しよう。そうすることで、短所が見えなくなってくる。

 3 自分の目標(進路希望)を仲間に語っているか

 自分の目標を仲間にアウトプットすることで、自分自身にプレッシャーをかけよう。仲間は逆にプレシャーを緩和してくれるように励ましてくれるはず。仲間どうし意識をしながら良いライバル関係を保つことで、互いに成長できる。

 4 戦略を考えた「時間」のコントロールができているか

(1)自己管理の原点は「時間」にある。

 受験は戦略的に挑むことが大切になる。人は時間には限りがあると分かったとき、はじめて戦略的になれる。誰に対しても時間は有限である。時間さえコントロールできれば、受験は当然、大抵のことができるようになる。

(2)「時間」を上手に使うには

 勉強の効率化を図るには、勉強における優先順位をいかにうまくつけるかに全てがかかっている。ここで言う優先順位とは、「どの勉強から 先にやるか」といった単純なものではなく、「今の自分に何が必要か」を的確に見抜く力のことを言う。

 5 「チーム6年4組」「チーム南中6年生」の意識が身に付いているか

(1)受験は団体戦

 受験を乗り切ることは大変なことである。入試そのものは個人で臨むものであるが、その過程を受験として捉え、共通の目的意識を持つ仲間とともに切磋琢磨しながらチームで前進しよう。チームの力は思った以上に強力である。

「クラスの雰囲気で個人が変わる、個人のやる気がクラスを成長させる“受験は団体戦である”」

(平成22年度 6年4組(3期生)教室掲示物より)

(2)担任・副担任の先生を始め、関わりのある先生方を信じよう(心の「絆」を強化)

 先生方、特に担任の先生は6年4組全員を第一志望校に合格さるための戦略を懸命に考えている。互いに信じることで信頼関係が構築される。先生方は、最終的に進路指導を通じて生徒が「人としての在り方生き方」を身に付けてほしいと考えている。

 6 南中生であることに誇りを持とう

 心を磨き、今こそ輝こう「宇南中等PRIDE」

おいしい給食

2023年4月30日 11時43分

 今年度から再び南中に勤務することになったため、給食を希望しました。久しぶりの給食です。私たちの世代の給食はパン食がほとんどで、おかずの味も薄味でおいしくなかった印象があります。しかし、今はごはん食がほとんどとなりおかずも美味でおいしくいただいています。

 「おいしい給食」という、日本のフィクションテレビドラマシリーズがあり、それは1980年代の中学校を舞台に、「給食絶対主義者」の男性教師と「給食マニア」の男子生徒の給食にまつわる闘いを描いた学園グルメコメディです。主人公たちが大変おいしく給食を食べていて、この度給食を食べているとそのドラマを思い出しました。

 前期生は、発達盛りの体を作る意味でも栄養のバランスのとれた給食をしっかり食べましょう。明日の献立が楽しみです。ここでは、4月の給食を紹介します。

ようこそ南中へ(入学式)

2023年4月11日 14時30分

 本日、新入生91名を南中に迎えることで6学年が揃い、学校がスタートしました。新入生にとっては、期待と不安が入り混じった不思議な感覚だと思います。南中は優しい先輩が多く、丁寧に導いてくれますので安心してください。皆さんに南中に入学して良かったと思ってもらえるよう、教職員も全力で頑張ります。生徒も教職員も全力で楽しむことができる学校を目指しましょう。入学式ではそのような思いを式辞に込めて新入生及び保護者の皆様にお伝えしました。
【入学式式辞】
 春らしく穏やかな気候に、心和む季節となりました
 本日ここに、PTA会長 亀澤 千明 様 並びに、新入生の保護者の皆様の御臨席を賜り、令和五年度愛媛県立宇和島南中等教育学校入学式が、このように挙行できますことは、在校生並びに教職員一同大きな喜びであります。学校を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。
 ただ今、入学を許可しました九十一名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎します。また、これまでお子様を温かく支えてこられた保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
 本校は、明治三十二年宇和島高等女学校として創設され、幾多の変遷を経て、本年、創立百二十五年目を迎えました。三万三千人を超える卒業生は、全国各地において、様々な分野で活躍しておられます。新入生の皆さんは、今、新たな学校生活への期待と不安が胸にあることと思いますが、これから、自主・自律・健康の校訓の下、精神を一層磨き、「自ら学び、探究する心」「責任ある選択と積極的な行動」「自分と他者の命や体を大切にする感性」を身に付け、充実した学校生活を送りながら、卒業生に恥じない、南中生としての品格を身に付けていけるよう、教職員が一丸となり、全力を尽くしてまいります。 
さて、新入生の皆さん、皆さんをお迎えするに当たり、三つのお願いをします。
 一つ目は、「何事にも勇気を持って挑戦しよう」ということです。皆さんが本校へ入学した目的は何ですか。勉強をしっかり頑張り将来の夢を実現したいから、部活動を頑張りたいから、これまで抱えていた不安や悩みを払拭し新しい環境でやり直したいから、など、それぞれの思いがあると思います。一人一人がその目的を今一度確認し、そのことを達成するためには何をすべきか考え、そこから勇気を持って一歩を踏み出してください。そのことが困難であり、前進することが大変だと思っても、その一歩を踏み出した瞬間、見方や考え方が変わってくるでしょう。本校は一歩を踏み出すことを恐れる人の背中を押してくれ、目標に向かって成長しようとする人を応援する学校です。
 二つ目は、「信頼される人になろう」ということです。そのために、例えば、挨拶をする、時間を守る、相手の良さを認める、といった、集団の一員として必要なことを、身に付けてほしいと思います。学校生活では、コミュニケーションを取り、他者と協力しながら行動する場面が多くあります。今年度本校には、県内三十の小学校から生徒が入学してくれています。今日から、新しい人間関係ができますが、多くの場面で意見が食い違うこともあるでしょう。そのようなとき、相手のことを思いやりながら、どうすれば全体のバランスを取り、うまく物事を進められるか、考えながら行動してください。そういったことのできる人こそ周囲から信頼される人物です。「より良い人間関係を築くことは、相手の長所と付き合うことである」ということも忘れず、互いの信頼関係を築いてください。
 三つ目は、「感性を磨き、心を豊かなものとしてほしい」ということです。
これから本校で新たな学校生活をスタートする皆さんが見る景色は、初めての物ばかりで新鮮に感じることでしょう。視野を広く持ち、周りのものをしっかりと見て感じてください。その中で、「さすが!」と感嘆することや、「すごい!」と感激することや、「きれい」と感動すること、などに出会った場合には、飾ることなく思うがままの素直な心で感動してほしいと思います。常にプラス思考で感動し、豊かな心を養ってください。そのようなことができる人は、自分のことも相手のことも思いやる優しい人であると思います。
以上三つのことを心に刻み、6か年の切れ目のない系統的な教育の中で、一層飛躍してくれることを期待しています。
 保護者の皆様に申し上げます。私たち教職員は、皆様の期待と信頼に応えるべく、生徒の限りない可能性を信じ、有意義な学校生活が送れるよう全力で教育に邁進していく覚悟です。本日お預かりいたしましたお子様を、六年後には、たくましく成長した姿で社会に送り出したいと考えております。そのためには、学校と家庭とが互いに連携し、協力していくことが大切です。御家庭におかれましても、学校の様子を聴いていただきながら、お子様の成長を見守っていただきたい、と存じます。
 結びに、御多用の中、御臨席いただきました皆様に、重ねて感謝を申し上げますとともに、新入生の皆さん一人一人が、たくましく生きていく力を身に付けてくれることを期待して、式辞といたします。

1学期始業式

2023年4月11日 14時19分

 今年度の新入生を迎えるのを最後に、南中は募集停止となります。明るい挨拶ができる、先輩が後輩に丁寧で優しい、学校行事等でリーダーとなる人材が豊富、高いレベルで進路実現を果たすなど、これまで優秀な人材を輩出してきた南中がなくなるのは残念です。しかし、こういった時だからこそ南中生としての誇りを持って頑張るべきではないかと思います。全員で力を合わせて、これまで以上に魅力あふれる南中に創り上げましょう。そのような思いを式辞に込めて話をしましたので紹介します。
 

【1学期始業式式辞】
 皆さん、改めましておはようございます。
 春休みの期間中に、皆さんが大きな事故に遭うこともなく、こうして元気な姿で登校し、新学期を迎えることができたことを嬉しく思っています。
 今日から新年度の学校生活がスタートします。新しいクラス、新しい教室、明日迎えることになる新入生との学校生活など、大きな期待に満ち溢れているのではないでしょうか。中でも、中等教育学校生活の締めくくりの年となります6年生は、勉強に学校行事にと全力で取り組み、将来の進路実現に向けて悔いの残らない1年としてください。2年生は後輩ができますので、その自覚を胸に、優しく丁寧に後輩を導いてください。その他の学年も、中だるみの1年とならないように、メリハリの利いた生活を送るようにしてください。
 さて、本校は21期生となる新入生を迎えることを最後に、南中生としての募集が停止されます。残念なことですが、そのことを受け入れざるを得ません。今年度は1年生から6年生が揃う最後の年となりますので、そのことを機に教育目標と重点目標を刷新しました。
まず、教育方針は、「心を磨き、今こそ輝こう 『宇南中等PRIDE』」としました。南中がスタートした当時の先輩たちは、この南中を文武に秀でた、どこにも負けない学校にするよう、懸命に努力をしていました。その思いを皆さんに、今こそ力強く継承してもらい、志を高く持ち、自ら夢を描き、その実現に向けて全力を注いでほしいと思っています。そして、それぞれの目標を達成し、母校となるこの南中でよかったと誇りを持って巣立ってもらい、先輩たちにその思いを届けてほしいと思っています。
次に、重点目標は、「個性を尊重する教育の推進~思いやりと進取の精神を身に付けた南中生の育成~」としました。南中は個性豊かな多くの生徒が在籍しており、この南中を更に魅力的な学校にするためには、皆さん一人一人の個性を認め、それぞれが主役となる場を与えることで、輝いてもらいたいと思っています。ところで、個性とわがままは一緒の意味にされがちですが、全く意味が違うことは皆さんならば理解できますね。個性とは人を喜ばせたり、感動させたりする行動であり、わがままは人に迷惑をかける行動ですから、わがままを個性だという誤った認識をしないようにしてください。
 また、より良い人間関係を築くということは、相手の長所と付き合うことから始まるものだと考えています。「思いやり」の気持ちがあればそのことが理解できると思います。そして、「進取」とは、自ら困難な課題に果敢に挑戦することと思ってください。皆さんが、自分のことも、先生や仲間のことも大切に思い、その上で個性を発揮し、光輝いてくれることを願っています。
 最後に、皆さんが、この進級したタイミングをチャンスと考え、それぞれの目標の達成に向けて、日々の勉学や部活動をはじめとするあらゆることに気力を持って取り組んでいくこと、そして、南中生としてのPERDEを胸に大きく成長してくれることを期待して、1学期始業式の式辞とします。

新年度及び着任の御挨拶

2023年4月10日 18時21分

 桜花美しき4月3日、校長として着任しました、中村 惣一と申します。
 私は、平成16年度から平成23年度までの8年間本校に勤務しておりましたので、今回の勤務は2度目になります。その当初は明るく、人懐こい、思いやりのある心豊かな生徒が伸び伸びと学校生活を送っており私自身も充実した日々を過ごしておりました。時は流れましたが、その当時の良きものを継承したすばらしい生徒や、教育に情熱を注いでおられる教職員の皆様と学校生活を送ることができると期待にあふれております。

 さて、伝統ある本校を卒業された同窓生は現在33,000名を超え、県内はもとより全国各地、様々な分野で活躍しておられます。このことは、本校生徒にとって、「誇り」であり「励み」となっていることでしょう。しかしながら、現在中等教育学校である本校は、少子化が加速する時代の流れには逆らえず、愛媛県県立学校振興計画のもと、令和5年度入学生を最後に募集停止となりました。
 そして、令和9年度から宇和島水産高等学校を統合し、新たな学校としてスタートします。思い起こせば、昭和24年9月の高等学校再編成に伴い、宇和島第二高等学校、鶴島高等学校及び水産高等学校を統合し、新たに宇和島南高等学校となり、普通科・水産科が設けられており、時代は巡るものだと感慨深いものがあります。
 これから、学校の変革に向け激動の時代を迎える本校ではありますが、高い志を抱いて中等教育学校である本校に入学した生徒たちを、自主・自律・健康の校訓のもと、精神を一層磨き、「自ら学び、探究する心」「責任ある選択と積極的な行動」「自他の命や体を大切にする感性」を身に付けた、時代に求められる国際感覚豊かな有為な人材に、また、思いやりにあふれた心豊かな人材に育成していこうという思いに変わりはありません。どのような状況であれ、諸先輩方が築かれました輝かしい歴史と伝統を継承し、南校の明るい未来へ繋げていくことが私たちに課せられた使命であると自覚し、本校の更なる魅力化に向けて邁進してまいります。
どうか御協力と御支援をいただけますようお願い申し上げます。